ここではビックリマンの天使と悪魔が次界を争奪するストーリーを見ていこう。
伸天紀
聖フェニックス誕生
時は伸天紀と呼ばれる時代。度重なる悪魔たちの攻撃により、天聖界は徐々に荒廃しつつあった。そこで天使たちの間で新しい世界、「次界」を求める声が高まった。これに対応すべく誕生したのが次界へ向かう聖神子「聖フェニックス」だ。
そして若神子と呼ばれる聖動源のヤマト王子、聖遊源の天子男ジャック、聖霊源の牛若天子、聖夢源の騎神アリババ、聖豊源の魯神フッド、聖光源の照光子、聖界源の一本釣帝、聖幻源のピーター神子、そして十字架天使が聖フェニックスをリーダーとして次界への旅に出ることになった。
サタンマリア誕生
魔紀元前から悪球を産み続ける魔増妃「魔胎伝ノア」が悪球のひとつ、悪和合球を産み出した。この悪球のパワーを受け、ノアの娘「サタンマリア」が誕生した。彼女は天魔界のヘッドＮｏ．２だが、その攻撃力、行動力はズバ抜けている。
聖フェニックスの聖戦衣化
聖フェニックスは次界へ向かう神子たちのリーダーだが、悪魔に対する攻撃力はないに等しかった。悪魔に対抗するにはパワーアップは必要不可欠だった。そこで自らに厳しい修行を課してパワーアップの道を模索していた。そんな中、天聖界に攻めてきたサタンマリアと対決することになる。
攻撃力がないに等しかった聖フェニックスは当然苦戦を強いられたがその戦いの最中、彼の中で何かが覚醒し、見事パワーアップを遂げた。これが「聖戦衣化」だ。これにより彼の攻撃力は悪魔に対抗できるものとなった。そしてサタンマリアは一時退散を余儀なくされた。
六聖球強奪事件
天界山脈のふもとにある聖なる郷、「聖動源、聖遊源、聖霊源、聖夢源、聖豊源、聖光源」に住む老天使、「くさび打王、聖岩固、超法師、桃源如来、常緑神、宝玉神」はそれぞれ聖なる球「聖球」を持っていた。
この六聖球の力が自身をパワーアップさせることを知ったサタンマリアは彼ら老天使たちを温泉ツアーに連れ出し、その隙に六聖球を奪い取る計画を打ち立てた。この計画が見事成功し、六聖球は強奪されてしまった。これが六聖球強奪事件だ。
そしてこの六聖球の力を受けてサタンマリアはパワーアップしてしまった。