乱天紀～ビックリマン村

ここではビックリマンの天使と悪魔が次界を争奪するストーリーを見ていこう。

乱天紀

時は乱天紀と呼ばれる時代。神帝たちは無事に無縁ゾーンを脱出することができた。しかし、そこに待ち受けていたのは強力な悪魔である魔胎伝ノアだった。彼女はすべてのパワーを悪魔パワーに変えてしまう場所「悪球エリア」を作り出し、神帝たちをそのエリアに落とし入れた。

悪球エリアにて神帝たちは魔胎伝ノアと彼女の率いる悪魔と戦っていた。そこでスーパーゼウスは天聖界から聖ウォーマンスリーワンと呼ばれる３人の天使「聖華士」「聖澄士」「聖蝶士」を応援として悪球エリアへと送り込んだ。

こうして第三次聖魔大戦が勃発したのだ。

魔胎伝ノアは実はサタンマリアの母だった。悪球エリアではヘッドロココとサタンマリアが戦っていた。しかしサタンマリアの力ではヘッドロココに到底太刀打ちできなかった。そこで魔胎伝ノアは悪球の力を使い、サタンマリアをワンダーマリアへとパワーアップさせた。

ここに強力な悪魔ヘッド「ワンダーマリア」が誕生した。

第三次聖魔大戦を無事に勝ち抜いた神帝たちは悪球エリアを抜け出して次界道に来ていた。そこで次界への門「次界門」を発見した。次界門を開けるには「次界必達天使」と「有限時増力神童」の力が必要だった。

次界必達天使とは、「アローエンジェル」「聖金太魁」「橋かける蔵王」だ。アローエンジェルはクロスエンジェルが、聖金太魁は金太神が、橋かける蔵王は水かける蔵！王がそれぞれパワーアップした天使だ。

有限時増力神童とは、「ロックンゲッター」「イージーヒッター」「チャックンカッター」だ。

神帝たちは次界必達天使と有限時増力神童とともに次界門にたどりついた。次界門には悪魔の崩輪魔、魔里壁の策略により大門魔が取り付いていた。しかし神帝たちはそれを見破り無事に次界門を開け、次界へと旅立った。

次界門を開けて旅する神帝たちの前に強力な悪魔「ゴーストアリババ」が攻撃してきた。ゴーストアリババはなんと、魔穴に落ちたアリババ神帝がワンダーマリアの魔洗礼によって悪魔にされてしまった姿だった！

ゴーストアリババの正体を知った神帝たちだったが、次界へ進むため彼と不本意ながらも戦わざるを得なかった。その最中、突如として上空に創聖巡師「聖梵ミロク」が飛来し、ゴーストアリババに聖弾流を照射した。これによりゴーストアリババは元の姿、アリババ神帝へと戻った。

そしてアリババ神帝は体力の回復のため、ヘブンシティへと運ばれていった。しかし、天使でも悪魔でもお守りでもない聖梵ミロクがなぜ飛来してきたか、その目的も正体も謎である。

アリババ神帝の体力も回復し、神帝たちの旅に加わった。旅を続ける神帝たちだったが、悪魔「言魔」「カン魔」「コン魔ス」が螺エリアと呼ばれる螺旋状の道がどこまでも続くエリアを作り出し、神帝たちを落とし入れた。

聖神により封印されていた強力な悪魔「魔スターＰ」とその手下「ゴードン師」と呼ばれる悪魔たちがワンダーマリアにより封印を解かれ、神帝たちのいる螺エリアに侵入してきた。

螺エリアでは魔スターＰが強力なパワーで神帝たちを襲っていた。そこに聖神の命により源層界からの使者、ヘブン神野聖エルサＭがやってきた。

魔スターＰのパワーは強大でさらに彼は魔紀元神器を手に入れて悪魔界のヘッドになろうと考えていた。これに脅威を感じたスーパーデビルは魔スターＰ暗殺計画を企ててマニ魔ル種「魔熱砂」「粘奴」「魔渦」を螺エリアに差し向けたが魔スターＰには歯が立たず、この計画は失敗した。

魔スターＰは神帝たちと螺エリアで戦っていたが、苦戦を強いられていた。そこに再度野聖エルサＭが現われ、超魔獣を呼び出して魔スターＰを源層界の聖神のもとへ送った。これにより螺エリアは消滅した。

神帝たちはついに次界の入り口まで来ていた。古文書にはこうあった。「天使たち、次界を発見せしとき大異変が起きる。」その言葉どおり、ヘッドロココがヤマト神帝に全パワーを与え命と引き換えにヤマト爆神へとパワーアップさせた。